タイムトラベル

タイムトリップ

 タイムトリップとは、主に次のような意味の用語として使われる。
タイムマシンを用いて、過去や未来に移動すること
⇒タイムマシン機能に空間移動があり、同時に空間も移動する場合もある。

 他の類義語との違いは、「タイムマシン」を用いる点である。

 広辞苑のタイムトラベルの項に「タイムトリップ」と併記されている。このことから、タイムトラベル=タイムトリップという関係である。タイムトラベルについて広辞苑には、次のように記述されている。

SFなどで、タイム-マシンによって過去や未来へ行き来すること

 つまり、冒頭と同じ意味になる。

※本サイトのタイムトラベルは、もう少し広い範囲で定義している。
通常の時間の流れから独立して過去や未来へ移動すること。(空間移動を同時に行う場合もある)

英単語から見る言葉の意味

 タイムトリップ(time trip)は、直訳すると「時間旅行」となる。tripの原義は、「軽く踏む」。

タイムトリップとタイムトラベル

 タイムトラベル(time travel)は、直訳すると「時間旅行」となる。travelの原義は、「骨折り」。二つの用語の違いについてtripとtravelの違いから考えてみた。

 travelは、もっとも広い意味(旅そのものに意味を持たせない、強調しない場合)の「旅」のイメージとして使われる。比較的長い旅。また、移動して戻ってこなくてもいい。

 tripは、何か目的のある比較的短い旅。行って戻ってくる。

 上記を念頭において二つの違いを考えてみると、次のようになる。

  • タイムトラベル:過去や未来に行くこと(移動すること)
  • タイムトリップ:過去や未来に行き戻ってくること

タイムワープ

 タイムワープ(time warp)は、直訳すると「時空歪曲航法」(少し曲解してるかもしれない)となる。ワープ(warp)について少し解説していく。

広辞苑には、次のように記述されている。

(「ゆがみ」の意)SFで、空間のゆがみを利用して瞬時に目的地に移動すること

 また、wikipediaには次のように記述されている。

 ワープ(ワープ航法、warp drive) とはSFに登場する超光速航法の一つである。スペース・ワープ航法と呼ぶこともあり、直訳すれば「宇宙空間歪曲航法」ということになる

 つまり、タイムワープとは、「ワープ航法を用いた移動方法」を示す語である。

具体的な作品

  • 漫画「ドラえもん」(藤子・F・不二雄)
  • 漫画「リトル・ジャンパー」(高田裕三)
  • 漫画「キテレツ大百科」(藤子・F・不二雄)
  • 漫画「ドラゴンボール」(鳥山明)
  • ゲーム「クロノトリガー
  • 映画「サマータイムマシン・ブルース」(タイムスリップとも言える)
  • 舞台「サマータイムマシン・ブルース」(タイムスリップとも言える)
2011-02-07 03:39:00( 更新 2011-02-07 03:39:00 )