タイムトラベル

質量保存の法則

質量保存の法則とは

 学生時代に聞いたことがある言葉であろう。

 質量保存の法則について、高校の化学Ⅰの教科書に次のように記述されている。

化学変化の前後では、物質の総量は変わらない

 また、次のような化学式を見たことがあるだろう。

H2(水素) + Cl2(塩素) → 2HCl(塩化水素)

・反応物(左辺)の総量は73.0
 1.0 × 2 = 2 、 35.5 × 2 = 71.0
 2.0 + 71.0 = 73.0

・生成物(右辺)の総量は73.0
 2 × (1.0 + 35.5) = 73.0

 このように、反応物と生成物の間で物質の総量は変わらない。

 では、具体的にどのようなことか下記に示す。
『木材の総量を測る。その木材を燃やしたとする。木材は、見た目にはなくなったように思える。しかし、残った灰と燃やした際の煙を集めて測ると総量は変わらない』

 また、「質量 = エネルギー(E=mc2)」の関係が存在する。

タイムトラベルと質量保存の法則

 質量保存の法則を念頭に置いて、タイムトラベルを考える。

 もしも、貴方が過去か未来にタイムトラベルをしたとする。すると、現在の貴方の総量は消えてなくなる。質量保存の法則を考えてみるとおかしい。また、未来に行った貴方の総量分、未来の世界の総量が増えることになる。こちらも考えてみるとおかしい。

 では、具体的にはどのように解決すればいいのだろうか

 答えを探したが見つからなかった。

 個人的な見解を示す。
・過去、現在、未来を含めて総量とする
 貴方が過去に行ったとする、その総量の分だけ貴方のいた現在に過去から総量が移動する。

2011-02-10 13:42:00( 更新 2011-02-10 13:42:00 )